まずは立っている場所を確かめること

 

 

私達の様な精神疾患をもつ者は、どうしても「他人」からの言動や態度で、どうしても「不安」になったり「迷う」ってしまったりします。

 

それは、どうしても「病気」に対しての劣等感があるからだと思います。

 

でも、「健常者」であれ「うつ病」であれ、『人』である事は変わりません。

 

 

今回は、そんな「不安」や「劣等感」を払拭できるであろう『禅語』を紹介したいと思います。

 

 

 

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『照顧脚下』(しょうこきゃっか)

 

 

 

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暗闇の中を歩こうとしても、地面がどこにあるかわからず不安です。

 

足を下ろした先は「水たまり」かもしれません。

 

地面が途切れて「崖の下」へ落ちていくかもしれません。

 

そんな嫌な「想像」にさいなまれては、一歩も歩き出せません。

 

 

不安で前に進めなくなってしまったら、暗闇でも目をこらして「足元」を確かめること。

 

明かりがあるのならば、それで足元を照らし、自分の立っている場所をよく確かめましょう。

 

 

足元に地面が続いているとわかれば、

 

安心してどの方向にでも歩いていけます。

 

 

 

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どんな人でも、前進することはとても不安です。

何故なら、「今までに経験をしていない未知の世界」がそこにあるからです。

 

これは、「病気」の人でも「健常者」でも、同じ条件です。

 

 

「前に進む勇気」は、「病気」の私達には、「死にたくなるほど」苦しい事です。

そんな時、「明かり」である「良き理解者」や「良きパートナー」が傍にいてくれたら、どんなに心強いでしょう

 

 

どうか、「病気」で苦しみ悩んでいる方は、「明かり」である「良き理解者」や「良きパートナー」に恵まれることを切に願います・・・。

うつ病と対人恐怖症の関係

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○ うつ病と対人恐怖症の症状は似ている

一般的に、うつ病と対人恐怖症には共通点があると言われています。それは、どちらも“悲観的”な考え方をしてしまうという点です。また、どちらも“心が深く関係している”病気だという点も似ており、症状を改善させるには、自分自身を振り返り、みつめなおすことが重要となってきます。

うつ病も対人恐怖症も、非常につらい症状となってしまうため、思い詰めてしまう人が多いのです。長い期間くるしみ、精神的にも疲れ果ててしまう。焦って症状を改善させようと無理をすれば逆効果になってしまう。

このように、うつ病も対人恐怖症も適切な治療や時間が必要な病気なのです。

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○ うつ病がさき?対人恐怖症がさき?

結論から言うと、対人恐怖症が悪化すると“うつ病”になってしまうと言われています。

なぜなら、コミュニケーション能力が劣ってしまうなど、なんらかの要因で“対人恐怖症”になってしまうと、自己の思考否定や存在否定、価値否定といった具合に、ネガティブスパイラルに陥ってしまうからだと考えられています。

精神的ストレスが引き金になって起こるうつ病や対人恐怖症は、なぜ神経症(不安神経症・対人恐怖症)になるのか。

そのメカニズムは完全には分かっていませんが、その人の生まれ持った素養(病気になりやすい素質)や性格に、ストレスやショックな出来事が重なって、発症すると考えられています。

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では、うつ病と対人恐怖症の関係について、もう少し詳細に区分してみましょう。

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○ 対人恐怖症が原因の“うつ病”

ここでは、対人恐怖症の原因について触れてみたいと思います。

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…遺伝が原因の対人恐怖症…

親が対人恐怖症だった場合、その子供にも遺伝してしまうのではないかと不安になることがあるでしょう。しかし、遺伝する可能性は非常に低く、対人恐怖症というのは生きていく中できっかけがあって発症するものだとされています。

そのため、親に症状が見られるからといって、自分もそうなってしまうとは限りません。ただ、遺伝が関係していると思われるのは、全体の約5%前後となっていますが、全く関係がない話だとも言い切れないでしょう。

この5%前後というのは、遺伝子によるものというよりも、同じ生活環境が影響していると考えられます。例えば、他人とあまり接することがない親の元で生活していた場合、自然に子供も人と接する機会が減ってしまうことがあります。そういった中で、人とうまく接する方法が分からず、対人恐怖症になってしまうことが考えられます。

遺伝の関係で自分も親と同じように人とうまく付き合えないのではないかと悩んでしまった場合、本来であればなんでもないことに恐怖を感じてしまうことがあります。こういった事態を避けるために、遺伝の関係は深く考えすぎないようにしたほうがいいでしょう。

また、自分が対人恐怖症であることに悩んでいる人の場合、子供が大きくなっていく中で子供が人見知りであることに悩んでしまうこともあります。しかし、考えすぎである可能性も大きく、それほど気にする必要はない場合がほとんどです。

小さいうちは人見知りでも、大人になるにつれて改善されていく人はたくさんいます。

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…国民性が原因の対人恐怖症…

対人恐怖症という病気は、国によっては全く患者がいない病気でもあります。というのも、日本人の国民性がこの病気の大きな原因になっていると考える人も多く、欧米ではほとんど見られない症状です。

では、なぜ日本人の国民性が関係しているのかというと、日本人は昔から村を作って集団で生活していたことが関係しています。日本人に比べ、欧米は個人主義の国家でもあるため、人とは群れずに1人で行動することが多かったのです。

日本人は集団で行動する民族であるということは、集団から外れてしまった場合、生活していくのが困難であるということでもあります。そういったことから、集団行動ができないことは恥ずかしい、悪いことだと頭のどこかで考えてしまう国民性だとされています。これは、人とうまく付き合っていかなければならない、人に迷惑をかけることはあってはならないという考えにも繋がってしまうのです。

日本人の人を思いやる心は素晴らしいと世界からも評判ではありますが、その反動として対人恐怖症が生まれてしまったとされています。周りになじめないことに対してどれくらい苦痛や焦りを感じるかというのは人によって違うため、日本人であれば誰でも対人恐怖症になってしまうというわけではありません。ですが、国民性の問題が大きいことを考えると、日本人として生まれた限り、誰もが注意しておいたほうがいい病気の1つだといえるでしょう。

あまり対人恐怖症について考えすぎるのもよくありませんが、この症状を知っておくことは予防にも繋がります。

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…過去の経験が原因の対人恐怖症…

対人恐怖症を発症してしまう理由は人によって大きく違いますが、よく見られるのが、過去のトラウマが原因で対人恐怖症を発症してしまったケースです。例えば、小学生の頃にクラスの友達とは1人だけ違う意見を述べたところ、周りから仲間はずれにされてしまったとします。この経験が心に大きな傷を作ってトラウマになってしまった場合、人から嫌われなくない、自分の考えや発言は間違っていないかと必要以上に考えすぎてしまうことがあるのです。

これは、必ずしも自分に起きた経験が関係しているとは限りません。

そのような状態に陥って苦しんでいる友達がいて、自分は同じ状態になりたくないという深い恐怖を感じた場合、トラウマに繋がってしまうこともあります。ただ、このような経験をしたことがあったり、トラウマがある人でも、必ずしも対人恐怖症になるわけではありません。それに加え、後ろ向きな性格、考えすぎてしまう性格などが関係しているとされているので、マイナス思考の人は注意しておいたほうがいいでしょう。

また、多くの場合は過去の経験でトラウマを持っていたとしても、それが何らかのきっかけで現れない限り、対人恐怖症になってしまうことはありません。過去に起きた失敗と同じ失敗を犯してしまった時、似たような状態が続いた時がきっかけになることも多いので、そのような状態をできるだけ作らないようにすることも大切です。

発症を避けるためには、自分に自信を持つことが大切だといえるでしょう。

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…生活環境が原因の対人恐怖症…

対人恐怖症の原因は様々ですが、生活環境が深く関わっているケースが多いとされています。発症の原因の1つとして、小さい頃に人とうまく接することができなかったことに対するトラウマが挙げられます。小さい頃に転校などを繰り返す生活環境だった人は、人とうまく接することができなかった経験を持っていることも多いようです。それから、すでにグループができあがってしまっているところに新しく習い事を学ぶために通い始め、孤立してしまったりすることもあるでしょう。

そのような生活環境にあった場合、対人恐怖症になってしまう可能性が考えられます。また、大人になってからも生活環境が発症理由と深く関わっていることがあります。自分に合う職が見つからずに様々な職場を転々としていていたり、出産や結婚によって生活環境が変わり、周りとうまく溶け込むことができないなどの悩みも発症原因に繋がるでしょう。対人恐怖症を克服するためにも、生活環境について考えることが非常に大切だとされています。

場合によっては、生活環境を変えなければ症状を改善させることが難しく、医師から転職や転居を勧められることもある病気です。今の生活環境を見直した際に、対人恐怖症の原因といえるものがありすぎると感じているのであれば、その環境を変えることも考えてみてはどうでしょうか。

症状が初期の段階であれば自分の努力や気持ちを切り替えるだけで対応できることも多いですが、重症になるほどそれが難しくなってしまいます。

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…人見知りが原因の対人恐怖症…

対人恐怖症である人が人見知りである可能性は高いですが、人見知りだからといって対人恐怖症であるとは限りません。

一般的には対人恐怖症のほうが症状が重いとされていますが、人見知りが悪化したことが原因で発症してしまうこともあるため、人見知りであると実感している人は注意したほうがいいでしょう。人見知りはどのような症状のことをいうのかというと、内気で人とうまく話をすることができないといった症状がみられます。しかし、それほど思いつめてしまうことはあまりなく、人と話すのが苦手だと感じるものの、日常生活においてそれほど不便さを感じることはないでしょう。

それから、あまりたくさんの人と接したことがない子供のうちは、人見知りになってしまったとしても仕方がないと考えられます。小学校や中学校、高校を通してたくさんの人と知り合っていく中で、徐々に人見知りが改善されていく人ばかりです。

対人恐怖症という病気について知ってしまうと、自分もそうなのではないかと不安になってしまう人もいるようですが、あまり考えすぎないようにしましょう。人見知りは治療を行わなくても自然に改善していくことが多いため、考えすぎると逆効果になってしまうことがあります。

一方、対人恐怖症は治療を行わなければなかなか状態を改善させることができません。必ずしも薬を服用する必要はありませんが、認知療法などを取り入れ、専門家の話を聞きながら症状を改善させていきましょう。

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…コンプレックスが原因の対人恐怖症…

対人恐怖症の原因の一つとして挙げられるのが、コンプレックスに関係するものです。

幼いころからのコンプレックスが対人恐怖症として現れてしまうことも多く、コンプレックスを解消することもこの病気の予防法として知られています。例えば、顔に自信がないという人の場合、顔を見られるのが嫌なために人の目を見て話をすることができず、人と話をすることを避けるようになる場合があります。そうなると、話をすることが怖いことだと考えるようになってしまい、人と話ができなくなります。

また、太っていることがコンプレックスである場合、外を歩くのが嫌になって引きこもりになってしまうこともあるでしょう。対人恐怖症に陥りやすい人は、人から言われたことなどを深く受け止めすぎてしまうため、ちょっとしたことでも考え込んでしまうのが特徴です。

コンプレックスは誰にでもあるものですが、自分のコンプレックスを考えすぎてしまうと、自分に自信が持てず、人と距離を置くようになります。コンプレックスを認めて堂々とするのが難しいと思ってしまう人もいるものの、少しずつ認めていけるように努力しましょう。顔に自信がないのであれば、メイクをしたり髪型を変えるなども工夫の1つです。太っていることがコンプレックスなのであれば、ダイエットに成功して痩せることができれば自信を持つことができるようになるのではないでしょうか。

対人恐怖症になってからだと対策が難しいので、予防を心がけることが大切です。

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(引用:http://autismjp.com/fear24.html

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『対人恐怖症が原因の“うつ病”』を読んで頂けると、気が付いて頂けるかと思いますが、これらの症状は、結果的に“うつ病”へと病状を進行させてしまうのだとご理解頂けるでしょう。

この様にならないためにも、また予防や改善させるためにも注意しなければならないことがあります。

ここでは、もう少しわかりやすい“対人恐怖症の基礎知識”と、“対人恐怖症の克服方法”を紹介したいと思います。

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○ 対人恐怖症の基礎知識

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…人前に限って症状がでる…

対人恐怖症で症状が出るのは人と接した時だけ。人と接したときに限って、顔が赤くなったり、異様に汗をかいたり、震えたり、声が出なくなってしまったりします。

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…日本独特の生活風土が生んだ病気…

対人恐怖症は、近所づきあいとか上下関係とか、人との協調性、調和を大切にする日本の生活様式が生んだ病気と言われています。

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…神経質な人や真面目な人がなりやすい…

神経質で自分にあまり自信がない人、真面目で几帳面な人が、ちょっとした出来事をきっかけに人目を気にし始め、起こると言われています。

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○ 苦手意識が起こす悪循環

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…症状が起こす悪循環…

対人恐怖症では、人接する時に限って症状がでます。ことため、人と接するような状況があると、まだ、人と会ってもいないうちから、「また、顔が赤くなってしまう。汗が出てしまう。人から変に思われる。」と予測し、思い込んでしまい、人と会う前から、すでに、緊張し、気分も憂鬱になってしまいます。

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…人と会うことを避ける行為が生む悪循環…

対人恐怖症の人は、人と会うことが苦痛ですので、会わなくて済むならと会うことを極力控えます。このことが、対人恐怖症の克服を妨げてしまっており、人と会ったときに、いつもどおり症状がでてしまうのでいつまでたっても同じことの繰り返し状態を作ってしまっています。

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…一度の失敗が生み出す悪循環…

対人恐怖症の人は、人の反応に敏感になっています。ですので、ちょっとした失敗でも、ものすごくショックを受けます。このことが余計に自信をなくし、人目を気にするようにさせてしまい、人が苦手となり、対人恐怖症を悪化させることになります。

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○ 思い込みを修正して、対人恐怖症を克服する

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…人と会う前から、自分で勝手に予想するのはやめる…

実際に事が起こってもいないうちから「症状が出る」「人が変に思う」などと予想するのは、止めましょう。そういった考えが浮かんだとしても、「それはあくまで自分の予想で、実際は、分からない」と考えを否定する習慣をつけましょう。

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…症状が実際に出た時に、次も出ると思うことをやめる…

実際に、人と会って症状が出たとしても、「今日は出ただけ」と考えるようにし、先の未来も永久的に「症状がでる」と考えるのはやめましょう。

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…人の心の先読みは、やめる…

対人恐怖症の人に多く見られるのが「心の先読み」です。「人は自分のことを嫌っている」とか「自分のことを変だと思っている」とか、自分が勝手に相手の心を推測して、自分の評価を自分で決めつけてしまいます。

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○ 人を避ける行動をやめて、対人恐怖症を克服する

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…人と接する時に、緊張しない人はいないと思う…

誰でも人と接する時には、緊張します。特に、仕事がらみだったり、目上の方であったり、大勢の人の前であったりすれば、緊張するのは当たり前のことです。

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…人と接する時に、緊張しない人はいないと思う…

誰でも人と接する時には、緊張します。特に、仕事がらみだったり、目上の方であったり、大勢の人の前であったりすれば、緊張するのは当たり前のことです。

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…記録をつける…

人と会うといっても、すべてが全く同じ状況ではないはずです。人と会うのが苦手と漠然と思い、人が絡む状況全てで症状が出ると思い込んでいるだけかもしれません。

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○ 不安や緊張をほぐす対処法

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…全身の筋肉をほぐして、不安や緊張を和らげる…

不安や緊張した状態では、筋肉に力が入ってしまい、硬くなってしまっています。筋肉がほぐれると、少しは不安や緊張が和らぎます。まずは、思いっきり、全身に力を入れてください。

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…呼吸を整えて、不安や緊張を和らげる…

不安や緊張した状態では、無意識のうちに呼吸が浅く、早くなってしまっています。深呼吸の要領で、大きく息を吸って、ゆっくり吐く。これを繰り返し行い、浅く早くなった呼吸を整えましょう。

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…腹式呼吸で、不安や緊張を和らげる…

腹式呼吸には、気持ちをリラックスさせる効果があります。まず、お腹を手で押さえながら、へこませます。その状態で、息を吐き出します。

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(引用:http://matome.naver.jp/odai/2136533502764227401

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この様に、日常生活の中で、対策をとることで症状の改善につながることもありますので、試してみてはいかがでしょうか。これにより、“対人恐怖症”だけでなく“うつ病”の治療、改善にも役立つと思われます。

そもそも、現実社会において、何かしらの要因で『適応障害』が発生し、対人恐怖症やうつ病といった“精神疾患病”になってしまうわけですから、現実社会との距離感や自らの精神的負担の軽減対策を行うことで、病気の改善がみられるのかもしれません。

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最後に、『うつ病や対人恐怖症になりやすい人』と言われているタイプを紹介して終わりたいと思います。

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神経質、几帳面、心配性、気にしやすい、完璧主義、潔癖症、自分のやりたいことにこだわる。(これらの特徴では,些細なことで不安に陥りやすくなります)

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感じやすい、傷つきやすい、自分に自信がもてない、引っ込み思案。(不安に捉われやすくなります)

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依存心が強い、感情的になりやすい、自己中心的、自己愛が強い、柔軟性に欠け、融通が利かない。(不満を抱いて葛藤を生みやすい)